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[触 Vol.40] 佐伯市・竹田市・豊後大野市 / 「祖母・傾・大崩山系とその周辺地域」がユネスコエコパークに登録」

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大分|触|観光情報

佐伯市・竹田市・豊後大野市

「祖母・傾・大崩山系とその周辺地域」がユネスコエコパークに登録

Vol.40
 今年6月にフランスで開催された「第29回人間と生物圏(MAB)計画国際調整理事会」において、大分県、宮崎県にまたがる「祖母・傾・大崩山系とその周辺地域」が、ユネスコの実施する生物圏保存地域(国内呼称:ユネスコエコパーク)に登録されました。

 原生的な自然と景観美が広がる祖母・傾・大崩山系は、九州最高峰級の山々にニホンカモシカなどの希少種を含めた多様な動植物が見られ、祖母山への信仰や神楽などの民俗芸能が継承されています。また、九州有数の林業地帯でもあり、木材、乾シイタケ、シキミ等の森林資源の多様な利活用や豊富な水資源等を活用した多様な農産物生産により、二次的自然環境の持続的な利用が行われています。

 今後、大分県や関係機関では、今回の登録を機に、豊かな自然環境の次世代への継承や交流人口の拡大による地域の活性化を図り、人と自然が共生する「世界的なモデル地域」として認知されることを目指していきます。

 起伏に富んだ岩峰群や切り立った崖、谷間を流れるいくつもの渓谷などが特徴の祖母・傾・大崩山系では、竹田市の白水ダムや豊後大野市の原尻の滝、佐伯市の藤河内渓谷など多くの見どころがあります。独特の景観が四季折々で表情を変え、人々を魅了するエコパークを是非訪れてみてください。

(参考)
 ユネスコエコパークは1976年にユネスコが開始した取組で、生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)を目的に、「生物多様性の保全」、「学術調査や教育の場を提供」、「自然環境の保全と調和した持続可能な地域発展」の3つの機能を持つ地域が登録されており、日本では、「祖母・傾・大崩」を含め9地域が登録されています。

日本百名山の一つ祖母山(竹田市、豊後大野市、高千穂町)

藤河内渓谷(佐伯市)

大野系岩戸神楽と三輪流神楽が継承されている

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