清流沿いに陶土を砕く唐臼の音が聞こえます。
日田市の山あい・皿山。ここにひっそりとたたずむ10軒の窯元。
小鹿田焼は、宝永2年(1705)の開窯以来、約300年の歴史があり、一子相伝の技術が国重要無形文化財保持団体に指定されています。
谷川の水を使った唐臼でつく。
水槽でひしゃくを使って水簸(すいひ)を行い粘土をつくる。
蹴ロクロで成形・仕上げをする。
天日で乾燥させる。
薪を使い、登り窯で焼く。
自然の力と人の手がつくりあげる昔ながらの技法が受け継がれ、民陶として愛されています。
ここでは、どこの窯元も訪れた人を温かく迎え入れ、作業風景を見学させてくれます。
坐来大分では、お食事とともに窯元のぬくもりを感じていただけたらと考えています。
(小鹿田焼のお求めは)
坐来大分 TEL03-3563-0322
日田玖珠地域産業振興センター TEL0973-22-3115
※ページ中の組合名、役員名は取材時点のものです。
「小鹿田焼同業組合」は現在、「小鹿田焼協同組合」となっています。
|
「飛びかんな」の装飾技法を用いた皿
唐臼
蹴ロクロで成形
|