宇佐神宮は全国4万社余りの八幡宮の総本宮です。第15代応神天皇の御神霊などを祀り、神亀2年(725)聖武天皇の勅願によって造られたといわれています。奈良東大寺大仏建立への協力や道鏡事件などで知られ、伊勢神宮につぐ第二の宗廟として多くの参拝者が訪れています。
宇佐神宮の参道は、国指定天然記念物の深い森の中を、本殿が鎮座する上宮まで約1キロの道程です。社の朱色と木立の緑が美しく調和しています。
お参りは、一之御殿から二之御殿、三之御殿の順に、それぞれ“二拝四拍手一拝”で行います。四拍手は宇佐神宮と出雲大社のみの作法で、格式の高さを表しています。
安政2年から文久元年(1855〜61)に造営された本殿は、檜皮葺白壁、朱漆柱で華麗、かつ宏大です。奥の棟(内院)と前の棟(外院)をそれぞれ切妻屋根にし、その間を「宇佐の黄金樋」と呼ばれる雨樋が貫いています。八幡造を代表する建造物として国宝に指定されています。
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宇佐神宮 上宮 (奥に本殿)
宇佐鳥居と西大門 (上宮 入口)
宇佐神宮 本殿 (国宝)
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