佐伯市は2005年3月に1市5町3村が合併して以来、九州の市町村で最大の面積を誇ります。
江戸時代から「佐伯の殿様、浦でもつ」と言われる程に、縁取るリアス式海岸から広がる豊後水道は、瀬戸内海の潮流と黒潮がぶつかり合う好漁場となっています。
バラエティ豊かな海の幸は、新鮮なまま刺身や寿司でいただくのはもちろん、太陽の力でぎゅっと旨みを凝縮した干物や代表的な郷土料理のごまだしなど、多彩な味わいを存分に楽しむことができます。
雄大な海が佐伯市にもたらすものは、食材だけではありません。
佐伯市蒲江港沖、約2kmに浮かぶ屋形島、更に約7km進んだ先の大分県最南端の島・深島の間では、その温暖な気候からサンゴ礁が発達しており、ダイビングスポットとして知られています。
カラフルなサンゴや愛らしい熱帯魚によって彩られた海の中の景色は、まるで別世界に迷い込んだかのような美しさ。
島に暮らす人々、訪れる人々を魅了する透明度の高い海は、自然の宝石を育む豊かさを湛えています。
【緋扇貝(ヒオウギガイ)】
屋形島の特産品である緋扇貝は、工芸品などの材料にもなる天然の華やかな殻が特徴的。肉厚で弾力のある貝柱は、濃厚な甘みがあって美味しいと評判。
食べて美味しく眺めて美しいと、1枚で2度楽しめるユニークな貝なのです。
○ 問い合わせ先:佐伯市観光協会/0972-22-3942
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見た目にも美しい佐伯寿司
焼いたエソと胡麻の風味が引き立つごまだしうどん
済んだ青が美しいダイビングスポット(深島)
鮮やかなサンゴに目を奪われる(深島)
亜熱帯の環境に、熱帯魚も生息する(屋形島)
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