臼杵市野津町(のつまち)
安心・安全の有機緑茶 |
Vol.26 |
大分県では、各地域の地形や気候を生かして煎茶、玉緑茶、釜茶など多様なお茶が栽培されています。佐伯市本匠の因尾茶(釜茶)をはじめ、きつき茶(煎茶)、中津市の耶馬溪茶(煎茶)、豊後高田市の冨貴茶(煎茶)、日田市の津江茶(煎茶、釜茶)などのおいしいお茶があり、最近では、葉たばこ栽培からお茶栽培に転換が進む豊後大野市も県内有数の産地となっています。
大分県中央部にある臼杵市野津町の(株)高橋製茶では、安全で安心なおいしいお茶を提供しようと有機栽培の緑茶づくりが行われています。
学生時代に「霧が発生する地域で香りの高いお茶が生まれる」と学んだ社長が、適地適作の考えでお茶栽培を始めました。その後、消費者にもっと美味しくて安心して飲めるお茶を届けようとの思いから、茶樹が好む油粕や魚粕などの有機質肥料による無農薬栽培に取り組んでいます。製茶機械では、その他の茶葉一枚の混入も許さない徹底した清掃作業が行われ、有機JAS認証制度による厳しい品質管理が行われています。隣畑と離れた集落の奥まった所にある4haの茶畑は農薬飛散の影響が無く、平成13年に大分県で初めて有機JAS認証を取得しました。
「雑草の一つ一つを手で取っていく手間ひまかけた有機栽培の緑茶には、しっかりとした味と香りがあります。これが自然の味と香りなんだと感じてもらいたい。」と高橋専務さんは熱く語ってくれました。
坐来大分では、「日本の心が育つまち うすきフェア」を2月15日(金)〜2月29日(金)に開催します。デザートは「野津 挽き茶氷り」です。是非、ご賞味ください。
総合監修 金丸佐佑子(平成20年2月)
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山際まで続く茶畑
社員総出の茶摘み
香り高い摘みたてのお茶
坐来大分のメニュー「野津 挽き茶氷り」
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