坐来大分のインテリアには、東京にいながらにして大分へ思いをはせていただくため、大分の素材や技術をふんだんに用いています。椅子とテーブルや飾り棚は、日田杉の特性を大切にしながら、坐来大分のコンセプトにあわせて製作されたものです。木の温もりと重厚な質感がマッチして、落ち着いた雰囲気を演出しています。
大分県は全国第2位の杉の産地ですが、なかでも日田市は、リビング、ダイニング、ベッドなど、全国有数の脚物家具の産地でもあります。選び抜かれた素材をもとに、時代にマッチしたファッショナブルで格調高い製品が作り出されています。
日田市の青インテリア? と(株)アサヒファニチャーを訪ねました。取材当日は、両社ともに日田市の小中学校で使われる机と椅子などを製作していました。
青インテリア?は、主に、システムキッチンや特別注文の家具などを製作する会社です。坐来大分では、小鹿田焼や竹細工、ゆず胡椒などの物産品を展示する飾り棚を製作していただきました。
青社長は、「素材を大切に、接着剤などの安全性にも注意しています。機械化も進めていますが、精度の高い加工や研磨などに熟練した技術者の技が不可欠です。」とおっしゃっていました。
続いて、(株)アサヒファニチャーを訪ねました。ソファーやこたつなどを製作し、ヤフードーム(福岡市)の個室用家具など全国各地で使用されています。坐来大分のテーブルは(株)アサヒファニチャーで、椅子はグループ企業の(株)朝日木工で製作されたものです。
藤田工場長は、「多品種、少ロットの要望が多く、坐来大分のテーブルのように、「うづくり」(注)という仕上げの製品が好評です。確かな素材で、技術とデザインに優れた製品を永くご愛用ください。」とおっしゃっていました。
坐来大分のインテリアには、大分の素材と技が活かされています。
注「うづくり」
ブラシをかけることで、杉の柔い部分が削られ、硬い部分の木目を浮き立たせる。手間がかかるが、木の優しさや温もりを表現するのによい仕上げの手法。
撮影協力 青インテリア株式会社、株式会社アサヒ
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木取り作業(青インテリア?)
研磨作業(青インテリア?)
組立作業(?アサヒファニチャー)
小中学校用の机(?アサヒファニチャー)
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