臼杵市は大分県の南東、臼杵湾に面し、豊後水道の海の幸に恵まれています。
慶長5年(1600年)稲葉貞通の時代から約270年もの間、稲葉氏の城下町として栄え、「黄飯」や「きらすまめし」などの個性的な食文化が育ちました。その中でも、今も大分県人の楽しみとして伝わる食文化がふぐ料理です。
豊後水道で水揚げされたトラフグを使ったふぐ料理は、市内の30軒以上の店で味わうことができます。
ひれ酒のふくよかな香りとコクを楽しみながらいただく臼杵のふぐ刺しは、厚めの身が特徴です。ふぐは新鮮であればあるほど、薄くひくことはできません。臼杵ふぐの厚みは新鮮であることの証なのです。噛みしめればふぐの旨みが広がり、一度、味わったら忘れられません。
坐来大分でも、「臼杵ふぐコース」をお出ししています。ふぐ刺しをはじめ唐揚げやちり鍋、白子雑炊など、贅沢なふぐの美味しさを堪能してください。
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黄飯(おうはん)− クチナシの実の汁で炊いた御飯。
稲葉藩の時代より伝わり、赤飯
の代わりに食されていた。
きらすまめし− 魚の切り身と生のおから(キラス)を混ぜた
素朴な料理。
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総合監修 金丸佐佑子(平成18年12月発行)
臼杵ふぐのお問い合わせ:
ふぐの郷臼杵(臼杵商工会議所内) 0972-63-8811
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ふぐ刺し
煮凍
ふぐコース
※掲載写真は、調理例です。
坐来のコースとは異なります。
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