竹田市荻町(おぎまち)
高原トマトと完熟ケチャップ |
Vol.1 |
特選食材:トマト(桃太郎)
青い空まで広がる大地に連なるトマトハウス。ここ竹田市荻町は大分県の南西部、九州の真ん中に広がる標高450〜600mの高原地帯。
真夏でも夜は厚い掛け布団が必要な荻町。澄んだ空気に清らかな水、肥沃な大地など自然の厳しさと素朴さが、しっかりと実の詰まった堅くてコクのある美味しいトマトを作り出します。「9月と10月が荻のトマトの美味しい季節。皆さん食べてみてください。」これは、大分みどり農協トマト部会 工藤部会長からのメッセージです。
大分県のフラッグショップ坐来大分では、美味しい荻のトマトを使った「氷りトマト」をお出ししています。安心院町(あじむまち)の豆腐に乗せた新鮮なトマトの風味が口の中いっぱいに広がります。
さて、夏のトマトは太陽をいっぱい浴びて次々と熟れていきます。少し軟らかくなった果汁溢れる完熟トマトは、本来のコクと甘さを感じる美味しいトマトケチャップになります。1つの瓶に約1kgの完熟トマトが凝縮された手作りケチャップ。とうがらしなどのスパイスを入れ、トマトのコクや甘さを一層際だたせます。完熟トマトが穫れる夏から秋だけの限定生産。荻町でトマトを育てている女性達(恵会)がお届けします。
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真っ赤な竹田市荻町のトマトは美味しい。まさに知る人ぞ知る味です。高原で育った裸足の女の子が東京デビュー。もちろん、裸足というわけにはいきませんから少しおしゃれをして。坐来が「氷トマト」というおしゃれをしてくれました。評判は如何でしょう。気になるところです。
大分にはトマトやサフラン、みかんや青菜類など色のきれいなものが多いのですが、料理についても、黄飯の黄、みとりおこわの紫、クロメの黒など色のはっきりしたものがあります。他県人の友人いわく、「大分の色は多様な自然が生み出したもの。」山の新緑、深緑、紅葉、草原のすすき、平野の稲穂、畔の彼岸花、浅い海、深い海の色。私のまわりにある季節ごとに変わる色は素敵です。それが大分の食材や料理になっているのでしょうか。
撮影協力 竹田市、総合監修 金丸佐佑子(平成18年10月発行)
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高原に広がるトマトづくりのビニールハウス
完熟した高原トマト
坐来大分のメニュー 氷りトマト
久住高原
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