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[食 Vol.25] 大分市佐賀関 / 「関あじ・関さば」」

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大分|食|大分の食物

大分市佐賀関

「関あじ・関さば」

Vol.25
 大分市の東部に位置する佐賀関地区は、地域団体商標(地域ブランド)に登録された「関あじ(マアジ)」「関さば(マサバ)」で有名です。
 マアジやマサバは一般的には回遊魚ですが、「関あじ・関さば」は佐賀関周辺の海域に居着く傾向が強いと言われています。これは、瀬戸内海と太平洋からの海水が混ざり合う環境のため餌が豊富なことや、年間を通じて水温の変化が少ないことなどによるものと考えられています。
 「関あじ・関さば」の美味しさの秘密。その一つは環境にあります。九州と四国に挟まれた豊予海峡の急流(速吸の瀬戸)に生息するため、身の締まったなかにほどよく脂がのっています。この絶妙なハーモニーこそが「関あじ・関さば」の真髄。抜群の歯ごたえは、是非、刺身で味わっていただきたいところです。
 もう一つは魚の鮮度にこだわった、独自の取扱い方法にあります。一本一本丁寧に釣り上げられた「関あじ・関さば」は、いけすの中の魚を見て判別する「面買い(つらがい)」という方法で、魚を傷つけないよう漁業者から活きたまま買い取ります。一旦いけすで魚を養生させたあと出荷する際、鮮度を保つために活け締め(魚のせき髄切断、血抜き)をして各地へ発送されます。
 「関あじ」は年間を通して獲れますが、特に美味なのは7月〜11月とされています。「関さば」は春〜夏にかけては漁獲量が少なく、特に美味なのは12月〜3月とされています。
 坐来大分では佐賀関漁港直送の新鮮な「関あじ・関さば」を準備しております。今が旬の「関さば」を是非ご賞味ください。(天候等により入荷がない場合もあります。)

   総合監修 金丸佐佑子(平成20年1月発行)


 佐賀関「関崎海星館」から望む豊予海峡と高島

 荒波の「速吸の瀬戸(佐賀関沖)」が漁場

 疑似餌による一本釣り漁

 坐来大分のメニュー「関さばの刺身」

 佐賀関 関崎
 美しい初日の出が有名な「ビシャゴ浦姉妹岩」

 佐賀関 関崎
  関崎海星館

 「関あじの一夜干し」、「関あじのフライ」
 取扱い:大分県漁業協同組合佐賀関支店
     大分市佐賀関2016番地の4
     電話 097−575−0511

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