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[触 Vol.12] 国東市 / 国東に触れる アートと感動」

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国東市

国東に触れる アートと感動

Vol.12
国東地域は、六郷満山の山岳密教文化が今なお色濃く残り、多くの仏閣や石造文化財が保存されているほか、修正鬼会(しゅじょうおにえ)やケベス祭りなどの伝統行事が継承されています。

また、洋画家の江藤哲(えとう てつ)や陶芸家の河合誓徳(かわい せいとく)、竹工芸家の田辺幸竹斉(たなべ こうちくさい)など、数々の芸術家が誕生した場所であり、豊かな自然に魅せられ、都会から国東に移り住んで制作活動をしている芸術家も数多くいます。

今回は、国東のアートギャラリーをご紹介します。

国東半島の新進芸術家の作品が集う「涛音寮(とういんりょう)」は、かつて豪商・重光銀九郎が約130年前に建てた木造3階建を修復した重厚な日本家屋。1階の一角が女性表具師の仕事場になっていて、その作業の様子も見られます。

明治初期に築造された庄屋屋敷を利用した「国見ふるさと展示館」は、ペトロ・カスイ岐部や六郷満山文化を記した展示コーナーがあり、当時の様子を物語る食器や農機具・漁具などを展示しています。
天井の梁が印象的な2階ギャラリースペースでは、地元アーティストによる作品展が開かれます。

「ラ・パロマ」では、陶芸やガラス工芸の制作に力を入れています。ガラスは、パート・ド・ヴェールという古典的な技法を使って作り、記念のワインボトル、グラスなど食事の時間が楽しくなるような食器やグッズなどを企画販売しています。また、オーナーの本業は、全国的に有名なイラストレーターです。

「くにさき六郷舎」では、むく材で造る100年家具や創作注文家具、木工小物など一生使える家具を作っています。家具、小物などすべて手作りです。

木の香り漂うギャラリー「匠の里 華」では、工芸や陶芸、毛筆など地元作家の作品を展示しています。希望者には彫刻の指導もしてもらえます。



■涛音寮(とういんりょう)

■国見ふるさと展示館

■ラ・パロマ

■くにさき六郷舎

■匠の里 華

■修正鬼絵
 年の初めに、家内安全、五穀豊穣、無病息災を願って行われ、正月法要と鬼祭り、火祭りが習合したといわれる全国でも珍しいお祭りです。現在、国東市では、岩戸寺と成仏寺が隔年で行っています。

■ケベス祭り
 櫛来社(くしくしゃ)の秋の大祭で、毎年10月14日の宵に行われ、起源や由来、ケベスの語源などもすべて謎の火の粉が舞うミステリアスなお祭りです。
 火の粉を浴びると無病息災が叶うと伝えられています。

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