今年で第2回目となる「千年あかり」が、10月20日(金)〜
22日(日)に開催されました。
初日の夕刻、
準備作業に精を出す人々の姿を目にしました。
豆田町の通り沿いに丁寧に竹灯籠を並べていく
商店街の人々。
花月川に腰までつかり、水に浮かぶオブジェを調整する
女性。
若い力で独創的なアート制作に取り組む日田林工(ヒタリンコウ)高校生。
長い歴史の中で培われてきた「協働の心」が、ここ
日田市では自然な形で表れていました。
あたりが暗くなり始めた頃、徐々に灯籠のあかりが浮かび上がり、町が別世界に姿を変えていきます。
花月川河畔では、生演奏によるオカリナの澄み切った音色が、気品のあふれる柔らかな雰囲気を生み出していました。
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千年あかり実行委員会の原田事務局長から、次のようなお話がありました。
〜 森林の崩壊を防ぐために伐採した竹を活用し、改修工事を終えた花月川に竹あかりを灯し、昼間は「日田天領まつり」でにぎわう町に夜も彩りを添えたいとの思いから「千年あかり」を始めました。
水郷日田らしく「水」をモチーフに、今後は竹あかりだけでなく郷土の食文化もお伝えしていきたいと考えています 〜
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取材中、町行く人の会話を耳にしました。
「去年とは全然違うね。さらにきれいになってるよね。」
臼杵市の「竹宵」と竹田市の「竹楽」をお手本に、千年あかりは急速に成長し、今後、日田市の秋の風物詩となっていくことでしょう。
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メイン会場の花月川と高さ数メートルに及ぶ巨大なオブジェ
光の河
シャンパングラスタワーと見間違うほどの精緻な竹のアート
歴史的建造物の残る豆田町
スペインのグエル公園を思わせるオブジェ(桂林荘公園)
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